2014-6-20[金] 古PC に 軽いlinux を入れる

P3-800 世代に kona linux

あいかわらずタマに軽いOS(ディストリ)をインストールしたりして遊んでいる。
といっても たいていは virtualbox で動かすだけで、気になったのがあったときだけ P3-800MHz(i810)マシン(NetVista)でお試し。

最近のお気に入りは konalinux (v2.3 2014-06-03|12付近)。
OS側使用メモリ量が少なく抑えられて (black版で60MB前後, light版80MB前後)、 このクラスの古PCなのに まともな体感で操作できる。もちろんスペック相応の非力さを感じる面はあるけれど、最新のfirefox 入れて動くし使っていられるくらいにはいい感じ。 (軽いと言われるディストリでも、このスペックだと結構つらいモノが多いのよ)

軽さというならば TinyCore Linux(TinyCorePlus) のほうが頭一つ抜けてる感じだけど、 live-cd ベース オンメモリ運用前提で用意された範囲外のことをしようとすると手間が大きく(てか やれてない)、 その点 konalinux はHDDインスールのdebian環境で普通に apt-get 等できるので普段の延長で弄れて遊び甲斐あり。(いや、すぐ放置になるのだけど)

選ぶ kona のエディションは、メモリが384MB以上あれば full(-i386)版、256MB以上あれば light(lite)版、それ以下(でも192MBほしい) なら black版、 といったところだろうか。もう数世代後のスペックのマシンなら リッチなWMのエディション選ぶのも。

firefox を常用してるので、最終的には firefox (や Libre Office) が最初から入ってる full版を選択した。
iceweasel(というか古いリビジョンのfirefox) では使いたいアドオンがバージョン不一致で使えないことがあり(己の場合 All-in-One Sidebar)、black版 や light版 にfirefoxを野良インストールするのも面倒になったので結局(メニュー登録する方法調べるの億劫になり)。

※手持ちの NetVista は CD-drive かつ USB ブートのできない機種だったので、full版を入れるため一時的に 3口のIDEケーブルさしてDVD接続でしのいだが(電源はIDE->USB変換機器のものを流用)、CD|FDD で boot してから USB 起動するツールもあるようなので、なんとでもなりそう。

※ konalinux の配布物はバージョン名が同じ(2.3)まま ちょくちょく差し替わっているので、ダウンロード時期によって微妙に状況変わってることあり。

P2-400 世代

で、最近、親戚のとこの古いデスクトップPCが2台ほど巡り巡ってウチにやってきた。
電源いれてみれば 2台とも P2-400MHz(当然 slot) メモリ512MB前後 ... 15年前後前のスペックか?
そして、かなり、うるさい。

デスクトップでも静音電源が当たり前になって久しかったので... 昔は こんなうるさかったんだよなあ。 P3-800のNetVistaも音してるけど、一応静音タイプの代物で、十数年前のPCの常識で思えば静かな部類だったのだと再確認。

とりあえず HDD 換装して kona linux いれてみることにするが、80GB とか 120GB のHDDが認識されない... どうやら 32GB が最大の頃の代物らしい。10GBや30GBのHDDを繋ぐと認識(80,120GBでもジャンパで32GBに設定すれば使えたはず)。
ついでに騒音半減した感じ。
10,30GB-HDD は 静音が当たり前になりだした80,120GBの世代より音はしてるのだけど、6.4,8GBに比べれば結構静かになっていた模様。 すっかり忘れてる。

さて、肝心の kona linux だけど... もっさり。
win98 や win2k だとストレスのなくまともな体感で動くのだが... winアクセラレータが効くかどうかが大きいとは思うけれど、 さすがにこのスペックだと今どきのosやアプリはつらいわな。

と、 TinyCore Linux を動かすと win98やwin2k に匹敵する体感。さっすが。
ウィンドウ描画等UIレスポンスがよいのだけど、特にドックが滑らかに動くのが好印象の鍵なんだろうな。
(そうはいっても firefox を立ち上げるともっさりだったけど... それは win2k でも同様だろうで)

この世代については、下手なことせず win98/win2k 動かしてるほうが幸せ、でも GUI有 linux 動かしたいなら TinyCore Linux (TinyCorePlus) あたり...というのが己の結論。(自分でチューンできる技量のないものとしては)
win2k については こちらでおもしろそうな改造されてるので、気力あれば結構楽しめそうな状況あり(気力なし)。

てな具合に弄ってみたはいいけれど、スペック低いし騒音がつらいので、箱だけ残して中身(電源やM/B)は手持ちの余りパーツで置き換えよう ... と思ったのだが、 そこはメーカー製パソコン、一見汎用パーツのようで、そのままじゃあ換装できない要素が細々あり、結局、粗大ゴミになりそうな結末。
(収穫は 256MB DIMM を NetVistaに流用できたことか)