「明快C言語入門」

   柴田望洋 著
  ソフトバンク
  ¥2400−

 柴田望洋氏は、 C/C++の入門書の著者として定評ある方です (ホームページはこちら。 著作関係のオフィシャルページはこちら)。

 「明解C言語入門」は、 全くのプログラミングの入門者にも向けてキビキビと教えてくれる感じで わかりやすいシロモノです。はじめに、では、多少キビめのことを 書かれますが、掲げられた目標に偽りはありません。

(前略) 勉強する前に「難しい」と聞き、その先入観のために、 余計に難しく感じる人が多いのではないでしょうか。 もっとも、C言語の正しい姿をとらえるには、 式、構文、ポインタ、文字列、スコープといった概念に関して、 きちんと学ばなければなりません。
 タイトルにも示すように、本書はC言語の“入門”書です。 理想的な入門書とは、その道に入門する読者に対して、その道を歩む険しさも含め、 正しい姿をできるだけ正確に伝えるものです。 したがって本書では、他の一部の入門書のように、 簡単化するあまりの曖昧な解説を行ったり、 BASICなど他言語の概念を用いて解説を行ったりはしていません。 本書を終え、次のステップに進むのに十分な知識が、 できるだけ正確に習得できるように配慮しています。 文法的な話が多いように感じられるかもしれませんが、 これらを避けて通ってはいけません。
 本書は、独学用としての利用はもちろん、 大学や専門学校などでのプログラミングの 初級コースとのテキストとしても最適でしょう。

 現在は改訂され、 「明解C言語入門編」 と名前も少し変わって3色刷りされたものになっているようです。


 その他にもC/C++に関する解説書/例題集などがあります。




 さて、「明快C言語入門」と「C言語プログラミングレッスン 入門編」 とどちらがいいか?ということになると、もう、 入門者の性格や好み次第だと言えます。 基本的にどちらもお薦めなんで 文体やちょっとした考え方、など、 可能ならば、実際に見比べてみて合いそうなほうを選べばいいでしょう。
まえがき、や、はじめに、を読んで、著者の趣旨を知る、というのは手です。 結構、性格の違いが出てるように思います:-)