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2013-5-19[日] optlink のコンパイル

仕事が一段落したので放置していた諸々に手をつけねば、だけど、忙しい最中の現実逃避の残滓を先に…とグダグダ。現実逃避で dmc や ow で遊んでたのですが、dmc ってc++としてはowよりよさげだけどリンク時にハングしたり-gでデバッグ付でまともに動かせなかったりと optlink がかなりネック。交代のリンカ探すもデバッグ機能対応してるやつなんてそうそうなく…で灯台下暗し。optlink 自体がオープンソース化されてたようで dm856c よりも新しいソースがコミットされてた。コンパイルして使うとハングとか -g の具合が改善されてる模様。(といっても -g付きでちょっと大きいリンクすると Error 168: >64K Global Types の刑なのは変わりませんが)

とりあえず、コンパイルメモ
  https://github.com/DigitalMars/optlink
より ソースを入手 (己はzipをダウンロード). また
  http://www.robpol86.com/index.php/ImageCFG
より imagecfg.exe というツールをダウンロード。

 コンパイルには dmc と vc(9) が必要。(express版 でいけるかは未確認)。 vc の nmake と ml(マクロアセンブラ) あたりを使っているよう。
 dmc は必ず ドライブのルートに
    \dm
としてインストールされていること.( \dm にインストールしていない場合は、 別途インストールするか、win7以降ならば mklink /d \dm \hoge\hage\dm 等でリンクするなりして)

dmcとvcのパスを通し(vcvars32.bat 実行後 set path=x:\dm\bin;%path% をするなり)、 imagecfg.exe をパスの通ったところに置いておく.(不精して dm\bin に掘り込んだ)

ダウンロードしたzip を \dm があるドライブの適当なフォルダに解凍。 (gitで取得のほうが普通か?). 一応 開発者と同じ状態にするならば
   \cbx
というフォルダを用意してそこに展開.

その中の
   build_optlink.bat
を実行(他のバッチは気にしない)、コンパイルに成功していれば
   optlinkc\os2link\objnt\link.exe

ができているので、dm\bin に上書きコピー。


追記 dmd 2.063 (及びそれに対応するdmc.zip)付属のlink.exeは2013/04 の修正が反映されたバージョンになったようで、わざわざコンパイルしなくてもよくなった。




2013-5-20[月] stlport 5.2.1 for dmc,Open Watcom

今更ながら(現実逃避がてら) stlport 5.2.1 を Open Watcom 1.9 や dmc 8.56 に対応してみてた。ow のほうはそれなりになった気もするが dm のほうはリンカのこともあっていまいちかも。(何か根本的に見逃しているような気もする)

前回 stlport いじってたのが3年前……時間立つのは速いなあ。5.2.1がrelease最新版のままで開発自体は進んでなくもないけれど、vcでさえ面倒臭そうだったのと、watcom への対応を思うと古いコンパイラへの対応が残っているほうが無難そうに思えて結局5.2.1。(追記: 最近の開発版のほうはどうもunix系でc++11対応のg++のみなのかも. vcはおろかmingwもだめそう)

面倒くさいといえば付属のbuild環境も面倒で無視した。手抜きでバッチでコンパイル。ow,dmc以外にコンパイル試したのは vc(7.1,9,11), mingw g++4.7.1tdm版(32bit/64bit), bcc5.5.1。(ああ mingw 64bit対応が一番マトモな作業かもしれない……動作確認不十分だけど)

作業の参考にと pointer_specialization.txt「コンフィグレーション マニュアル」 をいつものごとく翻訳サイトの訳を手直ししたりしてみたが……コンフィグは内容古くて実際には結構廃止されてたり追加されてたりするようで少し徒労感有り。

と、ま、モノは stlport521dmow2.zip(txt)
(追記5/31: clang3.1(+ming4.6.2) の設定を追加)




2013-5-21[火] open watcom v2

年始くらいに某2chスレで 年末に2.0でるかも(ソースはニューズグループ)、とか書かれていて、けれど、watcom のサイトのデイリービルドみてもちっとも進んでなさそうで、ほんとかしら、と首をかしげてたのですが、今日、検索しててみかけました。

https://github.com/open-watcom

どうやら open watcom v2 を非公式にフォークしてたらしい。 リポジトリ覗くと、24時間以内の更新とかあって、そこそこ活動してそうな雰囲気。 といってもスタッフ的にお二人の名が書かれていたのでこじんまりとしたものなんだろうけど。

v2 ってことは Version 2 todo list の内容を目指しているのでしょうかね。どうなんだろ。watcom c++ の実装自体は c で書かれていて結構大変そうにも思いますが... まあちょっと楽しみです。




2013-5-26[日] c++03コンパイラの機能実装の比較

昔 ow や dmc のc++の(文法)実装状態をチェックしてる表をみたことあったなあ、と探してみれば、すぐみつかる.

http://cmeerw.org/prog/freecpp/

最終更新が2006で、それ以前のコンパイラの比較だけれど、チェックプログラムのソースが公開されていたので、ow 含むそれらよりも新しい(ヴァージョンの)コンパイラで試してみた。

もとより網羅されてるわけでないし今時のc++11世代のコンパイラの比較としては不十分だけど(SFINAEのチェックもなさげ)、owやdmcが以前よりよくなっているかを見る分には、と。

dmc 8.56ow 1.94.7.1 tdmclang3.1 (+mingw462)vc8vc9vc11bcc 5.5.1
1digraphpassfail[c]passpassfail[c]fail[c]fail[c]fail[c]
2alternative tokenspasspasspasspassfail[c]fail[c]fail[c]fail[c]
3new style castspasspasspassfail[c] / 実質passpasspasspasspass
4boolpasspasspasspasspasspasspasspass
5bool conditionpasspasspasspasspasspasspasspass
6mutablepasspasspasspasspasspasspasspass
7explicitpasspasspasspasspasspasspasspass
8typenamepasspasspasspasspasspasspasspass
9covariant returnpasspasspasspasspasspasspasspass
10arrow operator returnpasspasspasspasspasspasspassfail[c]
11overload enumpasspasspasspassfail[c]fail[c]fail[c]pass
12nested class fwd declpasspasspasspasspasspasspasspass
13friend namespace classpasspasspasspasspasspasspasspass
14class name injectionpasspasspasspasspasspasspassfail[c]
15friend name injectionfail[e]passpasspasspasspasspassfail[e]
16static const intpasspasspasspasspasspasspasspass
17delete constpasspasspasspasspasspasspasspass
18return voidpasspasspasspasspasspasspasspass
19new scopingpasspasspasspasspasspasspasspass
20if stmt condpasspasspasspasspasspasspasspass
21switch stmt condpasspasspasspasspasspasspasspass
22while stmt condpasspasspasspasspasspasspassfail[c]
23for stmt condpasspasspasspassfail[c]fail[c]fail[c]fail[c]
24defarg scopefail[c]fail[c]passpasspasspasspassfail[c]
25namespace enumpasspasspasspasspasspasspasspass
26namespace templatepasspasspasspasspasspasspasspass
27namespace template funcpasspasspasspasspasspasspasspass
28using namespace templatepasspasspasspasspasspasspasspass
29template non typepasspasspasspasspasspasspasspass
30explicit template instantiationpasspasspasspasspasspasspasspass
31template default allpasspasspasspasspasspasspasspass
32template default dependent argpasspasspasspasspasspasspasspass
33template template argpassfail[c]passpasspasspasspasspass
34template function explicitpasspasspasspasspasspasspasspass
35new template specializationpasspasspasspasspasspasspasspass
36partial template specializationpasspasspasspasspasspasspasspass
37partial ordering class templatespasspasspasspasspasspasspasspass
38member template classpassfail[c]passpasspasspasspasspass
39member template functionpassfail[c]passpasspasspasspasspass
40bad allocfail[e]passpasspasspasspasspasspass
41bad typeidfail[e]passpasspasspasspasspasspass
42throwing destructorpasspasspasspass (c++11fail[e])passpasspasspass
43koenig lookuppassfail[c]passpasspasspasspasspass
44two phase lookuppasspasspasspassfail[e]fail[e]fail[e]fail[e]
45empty base optpasspasspasspasspasspasspassfail[e]
46return value optpasspasspasspasspasspasspassfail[e]
47static assertionspassfail[c]passpassfail[c]fail[c]passfail[c]
48right angle bracketsfail[e]passpasspasspasspasspassfail[e]
49func predefinedpasspasspasspassfail[c]fail[c]fail[c]fail[c]
50hex float literalpassfail[c]passpassfail[c]fail[c]fail[c]fail[c]
51long longpasspasspasspasspasspasspassfail[c]
52restrictfail[c]fail[c]fail[c]fail[c]fail[c]fail[c]fail[c]fail[c]
53variable arraypassfail[c]passpassfail[c]fail[c]fail[c]fail[c]
54dynamic sizeofpassfail[c]passpassfail[c]fail[c]fail[c]fail[c]
55empty macro argumentpasspasspasspasspasspasspasspass
56enum trailing commapasspasspasspasspasspasspasspass
57flexible array memberpasspasspasspasspasspasspasspass
58compound literalfail[c]fail[c]passpassfail[c]fail[c]fail[c]fail[c]


補足

  • いずれもwin用32bit版コンパイラ. win8でコンパイル&実行.
  • fallにつけてる[c]はコンパイル出来なかった場合、[e]は実行結果で0以外を返した場合、を表してる.
  • 4.7.1tdm は mingw 4.7.1 tdm版.
  • clang v3.1 はllvm公式のmingw用バイナリを、本家 mingw g++4.6.2 の環境に上書きしたもの。
  • 元表にあるow1.6やdmc8.4.5は試していない(インストールしてない)ので元表をみてください.
  • vc8は元表にもあるけれど return void の結果が違ってる.
  • 47,48のみ必要ならば c++11 をコンパイルするオプションをつけている.(他はつけていない. 実はclangの不具合回避)


結果に fail があるチェックについて

  • 1 digraph: 交代記号( '{' が'<:'等) が使えるか.
  • 2 alternative tokens: and や and_eq のような記号の交代予約語が使えるか. ※ iso646.h(ciso646) で同様のものが#define定義されてる
  • 3 new style casts: const_cast<T>(t)のようなc++からのキャストが使えるか。clang が fail になっているのは本題とは別の virtual void A::f(); の実体が定義されていないことによるものでソースを実体定義に修正すれば問題なくパス。(このエラーは clangの挙動でも問題無いと思うけど、他のコンパイラがコンパイルできていることが興味深いかも)
  • 10 arrow operator return: メンバーのoperator->()の返型がT*,T,T&でない場合にコンパイルできるか.
  • 11 overload enum: enum型を基本整数型とは別型として関数オーバーロードできるか?
  • 14 class name injection: クラス名インジェクションが機能してるか ※このソースだと B() : ns::A() {} でなく B::B() : A() {} になっているところ.
  • 15 friend name injection: friend名インジェクションが機能してるか ※class内friend 定義したものはクラス外(非friend)で定義されたものよりも名前検索の順位が低く、またそのことは引数のマッチよりも優先される...ってことかな。
  • 22 while stmt cond: while の条件式でローカル変数を定義できるか
  • 23 for stmt cond: for の条件式(2文目)でローカル変数を定義できるか
  • 24 defarg scope: デフォルト引数スコープの扱いに関するテスト. ow はメンバー関数のデフォルト引数は関数宣言側ならOKだが定義側だとNGのようで、また、関数内での外部関数宣言ではデフォルト引数が使えない模様。bcc5.5.1 はデフォルト引数の問題でなく static const 変数の扱いが定数でないためのfailで、static const int c=3;の代わりに struct B に先立ち enum {c=3}; を定義すれば ok.
  • 34 template template arg: template<template<class T> class T1> のような template template 引数を使えるか
  • 38 member template class: クラス・メンバーとしてclass テンプレートが使えるか. ※ow1.9 はクラス定義内では使えるが、クラス定義外でtemplateを2回使う記述はNG.
  • 39 member template function: クラス・メンバーとして関数 テンプレートが使えるか. ※ow1.9 はクラス定義内では使えるが、クラス定義外でtemplateを2回使う記述はNG.
  • 40 bad alloc: new が メモリー不足の時に bad alloc を投げるか. ※ dm 標準では行えてないが stlport のようにライブラリ実装で対処可能.
  • 41 bad typeid: Typeidの引数が不正だった場合 bad_typeid を投げるか.
  • 42 throwing destructor: デストラクタ中に例外を投げることができるか. ※ clang++ 3.1 では通常は問題ないが -std=c++11 をつけでコンパイルすると実行時にハングした.
  • 43 koenig lookup: koenig lookup(ADL) が機能してるか. (関数呼出で、その引数の型が定義されている namespace から関数名をみつけられるか)
  • 44 two phase lookup:スコープ違いで同名のある関数の呼出が正しく行われるか
  • 45 empty base opt: 継承元class(struct)にメンバー変数が無い時0バイトにオプティマイズするか
  • 46 return value opt: クラス変数を返す時、コピーを発生させないようオプティマイズするか (VCはオプティマイズ指定しないとコピーになる)
  • 47 static assertions:[c++11]: static_assert があるか
  • 48 right angle brackets:[c++11]: templateで閉じカッコ2つを 空白を入れずくっつけて >> と記述して大丈夫か
  • 49 func predefined:[c99, c++11]: 関数名文字列 __func__ が使えるか
  • 50 hex float literal:[c99, c++11]: 16進数浮動小数点表記が使えるか
  • 51 long long:[c99, c++11]: long long を使えるか ※ bcc5.5.1は __int64 ならある
  • 52 restrict:[c99]: restrict 指定が使えるか. ※ c++11には入らなかった機能.
  • 53 variable array:[c99]: 動的ローカル配列が使えるか. ※ c++14に入るかもらしい(?)
  • 54 dynamic sizeof:[c99]: 動的ローカル配列に対するsizeofが機能するか ※ c++14には入らない.(c++のsizeofはあくまでコンパイル時に決定できるモノのみ)
  • 55 empty macro argument:[c99]: 空のマクロ引数を許容するか ※ bcc はこのソースでは大丈夫だが、引数が1つの場合 NG
  • 58 compound literal:[c99, c++11]: (struct A){1, 2} のような構造体リテラル表記できるか.

bcc 5.5.1 を表に加えるんじゃなかった...面倒増えてしまった(いや本当はpassしてるのもひと通りみたほうがよいくらいだけど)
vc が overload enum、two phase lookup あたりを修正しないのは、互換性がらみなんでせうかね? (既存の巨大ソースだと意図せず依存してそうな場合もありえそうだし).




2013-6-16[日]

前回の影響もあって、windowsで動くCコンパイラの機能を比較した頁、

  C言語機能の比較

を書いてみた。ざっくり kr,c90,c99,c11 およびvc・gcc拡張の機能を試してる。
C++目的で初めてC部分だけで挫折したちょっと情けないものだけれど、一応 c/c++互換機能と非互換機能をわけてみたりしてるので C++ 的にも意味はあると思う。




2013-9-22[日] PCKeyboardHack, KeyRemap4MacBook でのダイヤモンドカーソル(^QF 有)設定

バッテリー妊娠で放置してた macbook を復活中(バッテリー新調)。実質win7機としてしか使ってなかったのだけど今度こそmac(osx)をそれなりにさわろうかと(未だにmacよくわからん)。macbookは昔買ったlate 2008 な奴なので今更すぎますが新しいの買うまでには至らず。メモリ8G,ssd250G にしたのでまだなんとかなるかな、と。osx10.8 や win8 (win7入れ直してwin8upgrade) にしたはいいけど、まず、何より辛いのはキーボード。普段PCのテンキーレスキーボード(フルキーボードからテンキーだけ無くしたタイプ)常用、それがないならダイヤモンドカーソル(VZ系)配置必需、という自分でも少し困った生態ですが抜けられず、で、windows環境については自前ソフトで対処だけど mac 側はさて...

といっても mac 側の選択はやっぱり PCKeyboardHack, KeyRemap4MacBook のインストールがベストの模様。以前だって入れてましたが、その能力を発揮できていなかったようで(ソフトが発達した面もありそうだけど)、今回本気で設定してみたら、ダイヤモンドカーソルで^QFとかの 2 ストロークキーも使えて、かなり幸せでした。

ということで、以下、PCKeyboardHack, KeyRemap4MacBook の設定メモ.

※[追記] PCKeyboardHack は OS X 10.8 用以降は"Seil"に、KeyRemap4MacBook は OS X 10.9用以降は "Karabiner" に変名された模様.

※[追記] ( こっち ) で 窓使いの憂鬱 を使ってlinuxのダイヤモンドカーソル対応してみた

日本語キーボードを接続する場合

PCKeyboardHack で、For Japanege の 3つをチェックする(Enable NFER Key on PC keyboard. Enable XFER Key on PC keyboard, Enable KAATAKANA Key on PC keyboard).
これで、日本語キーボード(JP106系) をつなげた時に、スペースの並びの、無変換キー、変換キー、右COMMANDキーとして使える.

※ 無変換キー=IME off 変換キー=IME on なので 全角/半角キーは使うこと無く. 無理に全角/半角キーを使うことは考えず、むしろ、このほうが楽なので、windows 環境も 無変換を IME off にすることにした.

ダイヤモンドカーソル関係

実は KeyRemap4MacBook の Change Key の項目に Diamond Cursor 等各種変更があるので、好みのがあればそれを使うのが吉... だけど好みにあうのがなかったので自分で private.xml を書くことに.

やりたいことは、他の修飾キーによる動作を壊さずに、別途CapsLockキー同時押しでダイヤモンドカーソル移動等VZ系の基本操作すること(簡易に実現できる範囲のみ用意)

まず CapsLockキーを別のキーにするには PCKeyboardHack で、
CapsLock→Change Caps Lock にチェックをし、keycode を 右CTRLキー(62) にする.
(macbookでは 右CTRLキー がついてないので右CTRLを拡張キー扱いにしても影響少ないだろうと想定)

CapsLock については、これだけでなく、macos本来のキー設定でCapsLockを無効にする必要があるらしいのでそれも行う.
システム環境設定
→キーボード(アイコン)
→キーボード(タブ)
→修飾キー...
→キーボードを選択(変更したいキーボードを選ぶ)
→CapsLock キーを アクションなしに変更.
キーボードごとに設定できるので、必要なだけ設定する.
(※と書いたけど、新規追加したキーボードのCapsLock無効化忘れてても右CTRL化してるような…)

次に private.xml の作成.
作ってみた private.xml は これ.

設定方法は KeyRemap4MacBook の Misc & Uninstall(タブ) の Open private.xml を開けて、作ったものを上書き. Change Key(タブ) で ReloadXML して項目が現れたら必要な物をチェック.

作ってみた設定項目は、(以下ここでの ^ は右Ctrlの意)

Control_R Diamond Cursor ^E^X^S^D(上下左右) ^A^F(単語移動) ^R^C(頁移動) ^H(BS) ^G(DEL)
Control_R-Q ^QF(検索) ^QA(置換) ^QS(行頭) ^QD(行末) ^QR ^QC(ファイル先頭/末移動)
Control_R-T/V ^T(HOME) ^V(END) ※vzと違うけど楽にHOME/ENDしたく
Control_R-Z/W ^Z(undo) ^W(redo) ※ お試し. (vzだと1行ロールup/downだけど)
PC Application to FN Key WinキーボードのAppsキーをmacのFNキー扱いにする

生成するキーは標準のテキストエディタ準拠。
それなりにはなったのだけど、macでの(追記:編集キーを使うと) PageUp/PageDown Home/End 等のデフォルト動作が windows とは違う習慣になっていてちくちくとつらい(移動じゃなくてスクロールだけって何それ ... 行頭/行末/頁移動/ファイル先頭末移動、がことごとくwinと違ってた)
(追記:mac側は 頁移動=単語移動(OPTION+←→), OPTION+PageUp/PageDown, 行頭移動=COMMAND+←, 行末移動=COMMAND+→, ファイル先頭移動=COMMAND+HOME,ファイル末移動=COMMAND+END, 検索=COMMAND+F, 置換(アプリで違うけど標準のエディタでは)=OPTION+COMMAND+F)

作成にあたってはググっていろいろ参照…ちゃんと控えてなかった。まあ 2 ストロークキー以外は難しいことはなかったです。
2 ストロークキー関係はあまり情報なさそうで、一番役立ったのは こちら。(あと、VZ化されてるこちとか)
見よう見まね、やった結果は先の private.xml にありますが、ほんとうにこれでよいのかは自信なし。少なくともうちでは動いてるということで。

(追記: 2ストロークキーの設定では参考元にあるように config_only を使用。使わずオーソドックス?な方法だとたしかに "キーリピートが止まらない" 症状でした。ただ VK_CONFIG_SYNC_KEYDOWNUP_???? の使い方がよくわからずウマく設定できず、他の方の2ストロークキーの設定で使われてる VK_CONFIG_FORCE_ON/OFF を真似ねてみたところ希望の動作になりました。
あと、private.xmlの定義順で2ストローク用キー(Q)より先に1ストロークのキー(SDEXAFRC)が定義されていると2ストローク目のキー(SDEXAFRC)が1ストロークのキーとして処理をされてしまうようで、Qの定義を先に行なっています)

 AppsキーをFN にするのは一見 PCKeyboardHack で出来そうに思えたけど変更元となるAppsキーが一覧にないので、KeyRemap4MacBook で試してみたら意図通り動いてくれた、といった代物. (実際使うことがあるかというと ... 音量操作は便利かも、と使うようになった)(追記: Apps キーを使うには PCKeyboardHack でチェックマーク付けて有効にしておく必要あり) [追記] 使ってなかったら...いつの間にか機能しなくなっていた模様(OSバージョンアップ付近?)

※他の方の設定みてるとアプリケーション別とかの対応をされてたりして、結構高度なカスタマイズできるようですが、そこまでの気合はなく.

※ 編集キーの役割が違うので配置的にPCキーボードに拘る必要ないけれど、キータッチ感のために変える値打ちはある……が、テンキーレスキーボード、リアフォ 91U を繋ぐと右側の日本語キーボード配置な記号群が英語キーボード準拠に化ける。数字キー部分の記号は日本語準拠なので解せない。FILCOの茶軸やFujitsuの8769 を繋ぐと問題なく入力できたのでそちらを使えばいいのだけど、ちと敗北感あり。

※追記:そもそも己がダイヤモンドカーソル使うようになったキッカケが、むかーし FM-11(OS-9)とPC98(DOS)を使ってたからで、違う文化圏のマシンを触る限り二十ウン年前と問題はかわらんし解決方法もまた……なんですが、どうせ覚えるなら emacs やら vi(m) のほうが幸せだったかもな、です(今更その気はないけれど)。unix系osは生き続けemacs,vimユーザーも新規ユーザーがいるわけですが、 DOS(CP/M) 系の操作は Windows に殺されたので、未だにダイヤモンドカーソルに拘ってる人はおそらく40代付近以上……滅んだ操作体系で 小指痛くなることもあるけれど 左手のみですむ移動操作は(特に左利きには) それなりに幸せかもとは、言っておこう。

テキストエディタ物色中

さて、最低限キーボードを触る気になれるようになったけれど、問題は常用できそうなテキストエディタがあるか……まだ物色中。

決定打は今のところなし。Windowsではなんだかんだで秀丸(VisualStudio風キーカスタマイズ)に慣れすぎて……全角空白可視化したいしvz由来のスタック型カット&ペースト必需だし tsv,csv モードもなるべくほしくetc…(後半わがままなのは自覚. 正直エディタを使いこなせてるかというと?な奴だし)

NxWineで秀丸 は 思いの外動いてくれて良さげだったけれど、細かい不具合はあるにはあるし、キー操作でタブ切り替えると窓のフォーカス離れるのでいちいちマウス操作することになり今は諦め。(他の商用winエミュソフト使えばマシなんだろうか?)

性能的には sublime text 2/3 がよさそうだけどシュアウェア購入に見合うかは微妙. この金額払うのなら秀丸で使ってる機能がほぼほしいと思ってしまい…(スタック型カット&ペーストはありそ?なくてもスクリプトでなんとかなりそうな気配だけど tsv,csvモードは無さそ?。アウトライン表示とかはどうだろ). win,mac,linux 用があるのは魅力だけど(ああwin版はime入力窓が追従せず離れて表示されるのは嫌状態).

フリーのだと mi, TextMate2, komodo edit あたりか.

mi は日本人作者だしシンプルでとりあえず使う分にはよさげ……キーカスタマイズが部分的なのでもう少し設定できればと思う(理解が足りてないだけ?)

komodo edit はIDE的要素つよくてテキストエディタとしてはちょっと重め、だけどこれもオープンソースだし win/mac/linuxあるのは魅力か.

TextMate2 は元々商用でそこそこ評判がよかったものがオープンソース化したものらしく高機能、だけどごちゃごちゃしてる感じ、でも日本語の解説頁はままありそう……あ今ググってこれみたらデフォルトでスタック型カット&ペーストできた。これは俄然興味わいてきた

……もうしばらく右往左往してます。




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