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2014-6-20[金] 古PC に 軽いlinux を入れる

P3-800 世代に kona linux

あいかわらずタマに軽いOS(ディストリ)をインストールしたりして遊んでいる。
といっても たいていは virtualbox で動かすだけで、気になったのがあったときだけ P3-800MHz(i810)マシン(NetVista)でお試し。

最近のお気に入りは konalinux (v2.3 2014-06-03|12付近)。
OS側使用メモリ量が少なく抑えられて (black版で60MB前後, light版80MB前後)、 このクラスの古PCなのに まともな体感で操作できる。もちろんスペック相応の非力さを感じる面はあるけれど、最新のfirefox 入れて動くし使っていられるくらいにはいい感じ。 (軽いと言われるディストリでも、このスペックだと結構つらいモノが多いのよ)

軽さというならば TinyCore Linux(TinyCorePlus) のほうが頭一つ抜けてる感じだけど、 live-cd ベース オンメモリ運用前提で用意された範囲外のことをしようとすると手間が大きく(てか やれてない)、 その点 konalinux はHDDインスールのdebian環境で普通に apt-get 等できるので普段の延長で弄れて遊び甲斐あり。(いや、すぐ放置になるのだけど)

選ぶ kona のエディションは、メモリが384MB以上あれば full(-i386)版、256MB以上あれば light(lite)版、それ以下(でも192MBほしい) なら black版、 といったところだろうか。もう数世代後のスペックのマシンなら リッチなWMのエディション選ぶのも。

firefox を常用してるので、最終的には firefox (や Libre Office) が最初から入ってる full版を選択した。
iceweasel(というか古いリビジョンのfirefox) では使いたいアドオンがバージョン不一致で使えないことがあり(己の場合 All-in-One Sidebar)、black版 や light版 にfirefoxを野良インストールするのも面倒になったので結局(メニュー登録する方法調べるの億劫になり)。

※手持ちの NetVista は CD-drive かつ USB ブートのできない機種だったので、full版を入れるため一時的に 3口のIDEケーブルさしてDVD接続でしのいだが(電源はIDE->USB変換機器のものを流用)、CD|FDD で boot してから USB 起動するツールもあるようなので、なんとでもなりそう。

※ konalinux の配布物はバージョン名が同じ(2.3)まま ちょくちょく差し替わっているので、ダウンロード時期によって微妙に状況変わってることあり。

P2-400 世代

で、最近、親戚のとこの古いデスクトップPCが2台ほど巡り巡ってウチにやってきた。
電源いれてみれば 2台とも P2-400MHz(当然 slot) メモリ512MB前後 ... 15年前後前のスペックか?
そして、かなり、うるさい。

デスクトップでも静音電源が当たり前になって久しかったので... 昔は こんなうるさかったんだよなあ。 P3-800のNetVistaも音してるけど、一応静音タイプの代物で、十数年前のPCの常識で思えば静かな部類だったのだと再確認。

とりあえず HDD 換装して kona linux いれてみることにするが、80GB とか 120GB のHDDが認識されない... どうやら 32GB が最大の頃の代物らしい。10GBや30GBのHDDを繋ぐと認識(80,120GBでもジャンパで32GBに設定すれば使えたはず)。
ついでに騒音半減した感じ。
10,30GB-HDD は 静音が当たり前になりだした80,120GBの世代より音はしてるのだけど、6.4,8GBに比べれば結構静かになっていた模様。 すっかり忘れてる。

さて、肝心の kona linux だけど... もっさり。
win98 や win2k だとストレスのなくまともな体感で動くのだが... winアクセラレータが効くかどうかが大きいとは思うけれど、 さすがにこのスペックだと今どきのosやアプリはつらいわな。

と、 TinyCore Linux を動かすと win98やwin2k に匹敵する体感。さっすが。
ウィンドウ描画等UIレスポンスがよいのだけど、特にドックが滑らかに動くのが好印象の鍵なんだろうな。
(そうはいっても firefox を立ち上げるともっさりだったけど... それは win2k でも同様だろうで)

この世代については、下手なことせず win98/win2k 動かしてるほうが幸せ、でも GUI有 linux 動かしたいなら TinyCore Linux (TinyCorePlus) あたり...というのが己の結論。(自分でチューンできる技量のないものとしては)
win2k については こちらでおもしろそうな改造されてるので、気力あれば結構楽しめそうな状況あり(気力なし)。

てな具合に弄ってみたはいいけれど、スペック低いし騒音がつらいので、箱だけ残して中身(電源やM/B)は手持ちの余りパーツで置き換えよう ... と思ったのだが、 そこはメーカー製パソコン、一見汎用パーツのようで、そのままじゃあ換装できない要素が細々あり、結局、粗大ゴミになりそうな結末。
(収穫は 256MB DIMM を NetVistaに流用できたことか)




2014-10-12[日] 古noteでlinux ―― linux(gnome) で経年劣化した液晶モニタの黄色具合の改善

少しはマシな実機でlinux環境を常設したく、ちょっと前にヤフオクでOS無のジャンク扱いな core2duo(1.6GHz) 2GB の古ノートPC(FMV s8245)を入手。 外装禿げてるし画面もキーも黄ばんでるけど バッテリィは電源抜いても即落せずそれなりに持つし、 送料手数料込 4000円位の7歳児としてはまずまず。 (core i系はまだ高くなりやすいけど、core2duo は64bit使えて性能の割に安く入手しやすい感じ)

とりあえず linux Mint 17(cinnamon) の64bit版をインストール、すんなり動作。あっけない。

で、まともに使えてると気になるのは画面の黄色具合。
液晶は種類によるけれど経年劣化で黄色がかってくるモノがあり、 そういうのを承知で入手したが、いざ触りだすと結構気になってくる。
モノクロ写真を壁紙にすると セピアぽくなるのは味があるっちゃあるけれど。

BIOSみてもディスプレイのRGBを調整するような項目はなく、 Win の(Graphics Card)メーカー製ドライバ/ユーティリティのようになんらかの色味調整機能が、linuxでも何ぞないかなとみてみれば、

 "(スタート)メニュー"→"設定"(または"システム設定")→"色(カラーマネージメントの設定)"~

がそれっぽい。(他の gnome環境でも gnome-color-maneger がinstallされてたらたぶんそれ)

が、用意されたプロファイル(iccファイル)を選択できるが、直接色を調整する機能はなさそうだ。(キャリブレーション機器があればそれを使っての設定はできる模様)

ただ、プロファイルの一つに Blue(Bluish.icc) というのがあり設定すると画面が青みがかる。
通常用らしき D65(Gamma6500k.icc) と見比べると、VCGT という項目でのガンマのパラメータが違い、緑や赤が低い値になっている模様。 (VCGT は Video Card Gamma Table らしい. グラボのガンマ・パラメータを設定するもののよう)

つまり、今の液晶のへたり具合を補正するような icc ファイルを用意できればよさそうだ。 iccファイルを覗くと vcgt というタグがあるようでそこにガンマテーブルぽい値も見受けられる。 (ただ たいていのiccファイルにはvcgtタグは入ってなくて一部ディスプレイ用のiccファイルに入ってる模様。 カラーマネージャの解説されてるページからすると、そもそも vcgt タグは正式なものじゃなくメーカー(apple)拡張のようだ)

で、iccファイルを作成するツールがあれば(あるいは直接rgb調整できるようなツールがないか)、とググってみたけれど、よさそうなものをみつけられず。
最近のwinやmacの場合、標準で(目視)キャリブレーションできるらしいし、フリーソフトもあるみたい(このへん検索で見かけただけで動作未確認)。linux でも argyll とか lprof とかそれっぽいものはあるけれど使いかたよくわからず断念(キャリブレーション装置を使った例はあるけれど)。

きっと他にも何かあるだろうと思いつつ、そんな厳密なことやりたいわけじゃないし探すのも疲れたので、icc ファイルを弄ってなんとかならないか画策。

Gamma6500k.icc , Bluish.icc のバイナリみてると、vcgtタグ自体はいろいろな形式ありそうだけど、この2ファイルに限れば、わりと単純なテーブル(2バイト符号無整数を256個3チャンネル分)のようなので、簡易にr,g,b別に線形で設定するプログラム作ってガンマテーブル書き換えてみたところ、すんなり出来た感じ。

(cソース)

いや、すんなりは嘘か。パラメータや名前の設定具合が気に喰わないのか、作ったiccファイルをimportしても反応無かったりマシン再起動したら有効になる場合があったりと微妙な挙動だけれど、とりあえず変更したプロファイル(iccファイル)を1つ設定できた。
線形なんで途中の階調のバランス合ってないところあるし当然全体に輝度下がるので暗くはなってるけれど、元よりは大分マシな見栄えにはなったので吉としとく。(視野角で色の見え方違う件もあるし あまり拘ってもしかたない状態)


と、このネタ書いてる途中で、xgamma -gamma で設定かえると元の色バランスに上書きされるのに気づいた。ということは、vcgtなパラメータを書き換えてるということなのだろうか。
しかも xgamma、よくよくみると -rgamma -ggamma -bgamma というオプションがあって、r,g,b別設定すれば調整できそうだ...orz

(まだ適切なパラメータ設定をまだ見つけられてないし、起動時にxgammaを実行させる手間もあるので、iccファイルで出来る現状のほうがベター、と思おう)


(追記) これのためではないが結局 カラーキャリブレータを購入した ので、それでiccファイルを作成した。劇的にマシになった。




2014-10-13[月] linux Mint(Ubuntu)で 窓使いの憂鬱 を使いダイアモンドカーソル

linux でも win や mac 同様にダイヤモンドカーソルを使いたいので、キーバインディングソフトの「私家版 窓使いの憂鬱 for linux & Mac (Darwin) 対応版」 を使用させてもらってる。

といってもlinux入PCはディスプレイ繋げず置物化していて、(格安)noteの設定のために数ヶ月ぶりに立ち上げてみればダイヤモンドカーソルが効かなくなっていて... なんぞ設定変わった?

と、ま、そんなこともあり、linux Mint 17(Ubuntu 14.04系) で窓使いの憂鬱をダイヤモンドカーソルで使用するためのメモ.

ざっくり やったことは

  • IME で CapsLock/英数(EISU)キー を使用しない用にする
  • 窓使いの憂鬱 for linux & Mac のダウンロード
  • ソースをコンパイルして インストール
  • 自動起動用スクリプトの設定
  • ダイヤモンドカーソルな定義をした ~/.mayu ファイルの作成
  • 再起動

な感じ。

IME の設定

キー配置的に CAPSLOCK/英数キー をダイヤモンドカーソルする拡張キーにしたい。

IME で 英数キー が使われていると不味いので、IME の設定(プロパティ)で英数キーを使ったものをすべて削除か別のキーに割り当て直しておく。

例えば Mozc なら

"(スタート)メニュー"→"設定"→"Mozcの設定"→"一般"→"キー設定の選択"の処の"詳細"→(各種キー設定)

あたり. (複数のIME入れてるならそれぞれ対処... 面倒なので己はAnthy削除してMozcだけにしてる)

mayuのダウンロード、コンパイル、インストール

http://www42.tok2.com/home/negidakude/ から mayu-0.12.1.tar.gz をダウンロード.

適当なフォルダで展開(tar xvzf mayu-0.12.1.tar.gz)し、そのディレクトリに移動(cd mayu-0.12.1).

その中に入ってる README(or INSTALL) テキストを参考に作業...だけど2011-11年以降の環境の変化でそのままでは駄目な場合があり、ググれば幾つかのサイトで対処方法が公開されているのでそれらも参考。

まずライブラリをインストール.
sudo apt-get install g++ libboost-regex-dev libboost-dev libudev-dev libusb-1.0-0-dev

ubuntu系だし起動時から使うので
/etc/modules の最後に uinput の1行追加.
※README に書かれている update-modules はすでに廃止されたコマンドのようで無かったが、実行しなくてもよさげ(?)

./configure は こちら等にあるようにエラーでるので
./configure --with-boost-libdir=/usr/lib/x86_64-linux-gnu/
にして実行(x64用. 32bitなら別のディレクトリ)

make するとエラー出るので先のサイトに書かれてるように msgstream.h の setp を this->setp に置換(3箇所)してから
make
そして
sudo make install

自動起動

こちら で公開されてる定番のスクリプトを使わせてもらう。
サイトにあるスクリプト部分をコピペして(自分のユーザー名に書換える部分は書換えておいて) /etc/init.d/mayu にセーブ、実行可能に変更.
...なんだが、どうもubuntuの変更か何かの影響でエラーで動かなくなった模様。

ググると対処されてる方がおられて、こちらの頁.
そこに書かれてるスクリプトをコピペすれば...だけどタブ消えてたりちょっと面倒そうだったので、必要な変更箇所だけ抜き出して、元のスクリプトに反映.
具体的には元のmayuスクリプトの最初の1行を

#!/bin/bash
# Start/stop the mayu daemon.
#
### BEGIN INIT INFO
# Provides: mayu
# Required-Start: $remote_fs $syslog
# Required-Stop: $remote_fs $syslog
# Default-Start: 2 3 4 5
# Default-Stop: 0 1 6
# Short-Description: mayu
# Description: Enable service provided by root
#
### END INIT INFO

に置き換えた.

/etc/init.d/mayu ができたら ([追記] update-rc.dの指定違い等修正)

sudo /sbin/insserv -v mayu

あるいは

sudo update-rc.d mayu start 17 2 3 4 5 . stop 17 0 1 6 .

で自動起動されるように設定.
(どうも update-rc.d の引数無視されてデフォルト設定か BEGIN INIT INFO の内容か何かで設定されるようにみえる)

ダイヤモンドカーソルな定義ファイル

ダイヤモンドカーソル、てか、vz系の操作を元に 設定してみたキー (ここでの ^ はCapsLock/英数キーの意)

^E^X^S^D(上下左右) ^A^F(単語移動) ^R^C(頁移動) ^H(BackSpace) ^G(Delete)
^QF(検索) ^QA(置換) ^QS(行頭) ^QD(行末) ^QR ^QC(ファイル先頭/末移動)
^T(HOME) ^V(END) ※vzと違うけど楽にHOME/ENDしたく
^TAB(CapsLock/英数) ※念の為

書いてみた定義ファイルの内容は以下

include "linux109.mayu"

keymap2 Q2
key *r = C-HOME
key *c = C-END
key *s = HOME
key *d = END
key *f = C-F
key *a = C-H

keymap Global
mod mod0 = !Eisuu
key M0-e = Up
key M0-s = Left
key M0-d = Right
key M0-x = Down
key M0-r = PageUp
key M0-c = PageDown
key M0-h = BackSpace
key M0-g = Delete
key M0-a = C-Left
key M0-f = C-Right
key M0-t = Home
key M0-v = End
key M0-q = &Prefix(Q2)
key M0-TAB = Eisuu

こいつを ~/.mayu でセーブ.

"置換"(^QA)はソフトによって結構キー違うものなので定義しないほうが無難かもだが、GEditが MS(VS)系を踏襲した CTRL-H だったのでそれを設定してる.

HOME,ENDの扱いはmacよりWinと同様のことが多そうなので そのあたりは素直に設定。なのでmacと違い^t ^v の必要性ないけれど自分が使うかもで用意(いらなければ削除)。^TABでの英数(CapsLock)キー動作は...自分で使うことはほぼ無さそうだけど念の為用意.


ひと通り設定がすんだら、再起動、問題なければ CapsLock/英数キーでダイヤモンドカーソルできるはず.




2014-11-2[日] カラーキャリブレータ(ColorMunki Photo) を使ってみた

前々回 、色調整についてググっていて気になったのが色キャリブレーション機器。安いのなら1万円台からあって興味そそられてしまう。少し前にデザイナさんと色味のやりとりで手間取ったことがあったりしたので(ディスプレイのRGB輝度を適当に下げすぎてたのがまずかった)...
職業柄多少まともに色みえてたほうがよいだろうで、少し高いけど(仕事用だし) X-Rite ColorMunki Photo(カラーモンキー・フォト) を購入。

まずは付属ソフトで

ググると ColorMunki Photo は機器性能はいいけれど付属ソフトがゴミ、と評されていてフリーソフトの argyll(CMS) & dispcalGUI を使うのが定番の模様。
なんだけど、そもそも何をどうしたらいいかわからない色キャリブレーション初心者としては、まずは付属ソフトをwin機にインストールしての使用と導入解説ムービー視聴。

付属ソフトのキャリブレーション操作は、1作業1画面で図入りで何するか示してくれるので(ページごとに機器操作のムービー・ヘルプもある)、なんなくディスプレイのキャリブレーションは簡単に行えた。(プリンターはまだ試してない)

解説ムービーは、簡単に原理や必要性を解説していて、見ておいて よかったと思う。(ただプリンターのキャリブレーションの説明みてると面倒くさそうに思えて後回しに...)

流れとしてはカラーキャリブレータをつないでソフトの指示にしたがって

  • 調整目標の色温度とか輝度を選択
  • カラーキャリブレータ自身のキャリブレーションを行う
  • (照明を反映する場合は、ディスプレイの横において環境光を計測)
  • カラーキャリブレータをディスプレイの上からぶら下げ画面の所定の箇所に設置
  • 基準となる白(輝度)を計測しながら、ディスプレイ側のRGB(色温度)や輝度・ハイライトを操作して基準値になるべく一致させる. (ノート等ディスプレイ側の調整が出来ない場合はスキップ)
  • あとは色々な色をキャリブレータが計測
  • 色プロファイル生成

といったところ。
大雑把な流れはdispcalGUIでも同じようになる(機器キャリ&ディスプレイキャリが2回に増えるけど)。
"カラーキャリブレータ自体のキャリブレーション"がちょっとした肝か。 付属ソフトではわかりやすく指示されるけど、 dispcal(GUI)でそのこと気づかずにドはまりしたのは(ググると)己だけではなさそうで... (ちゃんと英語読めって話でした)
(他にもキャリブレータをディスプレイに設置するときに裏蓋開け忘れを注意されるのもよかった。まさに開け忘れてた奴なので... 開けた穴の先にセンサーぽいものをみて遅まきながらダイヤル回して4つ切り替えてる意味を意識した)

で初心者向けな操作はまあまあよいのだけど... 評判が悪いのは生成される色プロファイルの出来のほうなので、目的からすればとっとと dispcalGUI を使うが吉、と。

argyll CMS & dispcalGUI

argyll CMS は コマンドラインツール群からなる カラーマネージメントシステム(CMS) 。(現在ver.1.6.3)
dispcalGUI は argllCMS 中のキャリブレーションツールの dispcal を(メインに)GUI化したもの。(現在ver.2.5)

argyll と dispcalGUI は別プロジェクトのようなので配布は別々、だけど dispcalGUI の Zero Install 版でインストールすれば両方設定されるようでお手軽。 dispcalGUI は他に standalone 版があり、こちらは単体インストール版でargyllを別途インストールする必要がある.(linuxしか試してないけど多分)

※ Zero Install は、カタログ・タブを開くと複数の(Unix系な)オープンソースソフトの一覧がありそれらをインストール・削除・更新を管理できるツールのよう。OS標準のアプリ・インストールは行わず(c:\Program Files\とか /Apprication/とかに入れず)管理してる模様。

Zero Install 版で win8.1(x86), os x(10.9), linux(Mint17. ubuntu14.04用をインストール) とも動作した。
winはドライバーのインストールを別途行わなくてはならないのでちょっと面倒。 (付属ソフト入れたwin機はそのままで、他の32bit win機で試しただけなのでx64環境とかドライバの入れ替え等は未挑戦。macも付属ソフト入れては試してないので、入れてた場合はドライバーの切り替えとか何か手間はあるはず。※追記:Win x64ではwin起動オプション画面で"ドライバー著名を無効"にする必要がある模様. こことか参照)
win機でのインストールとかドライバーあたりの話とかはここの方とかググれば何人か書かれておられるかたがいるので、それらを参考にすれば、と。

なお Linux Mint 17(Ubuntu 14.04) では、

sudo apt-get install argyll
sudo apt-get install dispcalGUI

でインストール可能だったが、バージョンが古く(argyll 1.5.1, dispcalGUI 1.7.1)、バグなのかColorMunki Photo未対応なのか途中でエラー終了し使えなかった。(将来に期待)

※正常に動作してるようにみえ、計測値の差が大きくてエラーといった感じで中断されるので、差が小さくなるようディスプレイ設定変えて何度も試したけど駄目...よくよく見るとエラーメッセージあってなさそで... apt-get remove してプロジェクトのサイトの最新版を入れたらすんなり動作、だった。
※ gnome-color-manager でのキャリブレーションもそのargyllを使うため同様のエラーで駄目だった。
※ 当初、ハードの外れを引いたのかと思った(今でもその可能性あるかもだけど そう思いたくはない)


dispcalGUI の使いかたは、 JJs氏が書かれている Argyll CMS & dispcalGUI導入編使いこなしガイド with ColorMunki Photo 実践編 メイン設定画面編 (やキャリブレーション関係) あたりが大いに参考になる。あと インクジェット放浪記カラーマネージメントCOLORMUNKIで遊ぼう。モニター編1 ,2 とか (プリンタ編1 ,2, スキャナ編 興味深く)。 また こちら の dispcal (非GUI)で ColorMunki Photo を使う例は、dispcalの動作の流れを知るにはよいかも(バージョン違いで若干現状と違うようだけど)。 その他ググって見つかったサイト諸々を参考、先人に感謝。

上記のサイトを見ながらいろいろ試行錯誤、正直適切な設定ができてるかわからないけれど、しないよりはよくなったと思う。とくにデュアルモニタなんかはわかりやすい。 でもって、前々回の古ノートPCは劇的にマシになった(経年劣化激しい液晶なのであくまで"マシ"なんだけど)


己のヘマを吐いておくと最初に書いたように機器自身のキャリブレーションをちゃんと認識してなかった。 "Set the ColorMunki sensor to calibration position and press OK to calibrate the instrument."("ColorMunkiのセンサーをキャリブレーション位置に設定して、計器をキャリブレートするために[OK]を押してください") と書かれた機器のキャリブレート準備待ちのメッセージをよく読まずに画面計測準備待ちだと思ってMunki Photoのダイヤルを下向き(画面計測用)にして[OK]しても先進まねーと(愚)
ここでは ColorMunki Photo のダイヤルを 機器キャリブレート用の下斜めの位置に設定してからダイアログの[OK]をクリックすればよいだけだった。
しばらくすれば "Place the instrument on the test window and click OK to continue." のダイアログが出るので ColorMunki Photo のダイヤルを下(画面計測用)にし、所定の矩形(灰色)の上に ColorMunki Photo を設置して[OK]。
計測で少々時間たった後、もう一度同様に 機器のキャリブレーションと 画面の計測設置をすればあとは結果待ち&結果がよければ[install profile] をクリックしてカレントの色プロファイル設定できる。


カレントのプロファイルの設定は win,mac ではそれでよさそうだが、linux では xには反映されるが gnome-color-manager のカレント設定は変更されないので、これについては自分でする必要がある。 といっても、システム設定→色、でキャリブレートしたディスプレイの[プロファイルの追加]を選び、出てきたプロファイル一覧から先ほど生成したプロファイルを選んでカレントに設定するだけ。

あと dispcalGUI 計測時にカレントの色プロファイルの影響受けてないか気になったが、起動時に x直接初期化してるようで gnome-color-manager のプロファイル設定は無視された状態になり問題なかった。(良くも悪くもgnomeアプリじゃないから当然か)




2014-12-14[日] 24MBマシンで起動できそうなディストリ?

(遅延書込12/20)

以前弄った後しまいこんで忘れてたDynabookGT475を発掘。 486DX(75MHz), 24MB(8+16MB), HDD540MB, 640x480(16bit色? 8bit色かも), win98は動いたことあるけどwin95でさえシンドいスペックなので弄るのは不毛だが、24MBで動くGUIなディストリあるかな、と無理ゲー承知、余計な気を起こして弄っていて……外装プラスチック折れる剥がれるHDD昇天、と経年劣化物は丁寧に扱えとの教訓。(躊躇なく捨てれる)

と、ま、当初の目標は失われたけど、インストール準備のためにvirtualboxで試した時のメモ.

VirtualBox は mem 24MB vram 1MB(640x480x16想定) HDD500MB 古チップ諸々低スペックに設定 (CPUが速い(i7)のは諦める)。
当然今どきのディストリは駄目だろうしオンメモリ系LiveCDも試すまでもなく(と思いつつ kona, puppy tinycore試す. もちろん駄目)

十数年前か下手すりゃ前世紀のディストリかなと思いつつ、

は起動。(他にもあるだろうけど2つ見つかったしマシン壊れたので打ち止め)

DSLは kernel 2.4系を採用したknoppix(debian)派生で最低 486DX 16MBで動くらしい。GUIは jwm (と fluxbox)採用。4.4jpは2008年製(本家最新はdsl-4.11.rc2(2012年) )。

NetBSD 6.1.5 は2014年(最新)のモノので 試しみた(ておくれ)版ではjwm。 配布されてるISO をみてると懐かしいHW(≒厳しいスペック)用が多々あったので試す気になった。

ということで思ってたよりも新しいディストリで見つかった(内部的に相応という考え方もありそうな…)
起動できたといっても辛うじて、だけど。

DSL は軽めのアプリ1つ動かすのがせいぜいか(OS起動直後のTorsmo の表示で RAM Usage 11.5M/20.9M)。 エディタ(leafPad)で日本語入力できたりはする。 Dillo でWeb 1(,2)頁 みれる、が次の頁開けると固まる。 firefox は立ち上がらない(64MB環境にしたら立ち上がる)。 LiveCDからHDDインストールするとコピー途中でハングしたりする(32MB環境にすれば可。あるいは boot時のinstall であれば 24MB環境でも可)。

NetBSD のほうはそれよりも重め。xtermでのただのキー入力でさえ重い(32MBならそんなことなく... IMEをMozcより軽量のにすればマシになる?)

と 24MB で動いたといってもi7デスクトップ機なので.
当初のnoteよりは数倍スペックのいい P2-400MHz mem256MB hdd10GB でDSL試すと、やっぱ、もっさり。特にHDDアクセスの遅さは効くなあ。(逆算すると当初のは…)

こういうのみると、Puppy や TinyCore 等がオンメモリ主体の設計で快適さを得ようとするのは理にかなってるよなあ、と納得。(今回の趣旨には合わないけれど)

DSL4.4jp インストールメモ.

わすれっぽい自分のため...

VRAM 1MB(640x480 16bit色想定)にしていたため、デフォルト(vga=normal 800x600)では 正常起動できず、bootパラメータとして dsl vga=785 (640x480 16bit)を与える必要あり。

起動時の boot: で "install" を入力すればインストールを行えるが、なまじ日本語化されてるため 英字なCUI環境では文字化けして読めない…… liveCDでの質問項目をメモ。

  • インストールに先だって、linuxパーティションは少なくとも320MBのサイズを作成しておかなければなりません.
    Linuxパーテイションを作成しますか(作業の最後には必ず[write]メニューを実行すること)(y/n)? y
    ※予め設定していないなら ここでyで設定. 設定済みなら n でよく.
  • インストール先パーティションを入力してください.(EXAMPLE: hda2): hda1
    ※ パーティションの切り方しだい
  • マルチユーザーによるログインをインストールしますか(y/...)? n
    ※ yesにすると起動時にuser&password入力. no にすると 起動時入力無しでデフォルトユーザ(dsl)で自動ログイン
  • ext3ジャーナルファイルシステムを使用しますか(低速マシンでは推奨しません)(y/n)? n
    ※ yes だと ext3, no だと ext2 になる.
  • /dev/hda1 上のデータを破壊しますが、やめるなら最後のチャンスです!! 続けますか (y/..)? y
  • ブートローダーをインストールしますか? (y/...): y
  • [G]rub あるいは[L]iloのどちらのブートローダーを使用しますか? (g/l)(grub推奨): g
  • 直ちにリブートしますか? (y/...): y

リブートして初回はrootとデフォルトユーザdslのパスワード設定、 大小英数混ぜて5~8文字を入れる。

その後、途中でエラー。vga の件だろうで、
 $ sudo nano /boot/grub/menu.lst
で編集、title DSL の次行中の vga=normal を vga=785 に変更してセーブ終了、再起動してHDDブートok。

今時のlinux環境に比べると機器の自動判定は(少)なく vgaやマウスは適切に設定する必要あり。実機だとマウスは ps/2 なりシリアルなり(usbなり)繋げてるのを正確に。VirtualBox だと usb有設定にしてusbマウス使っていても、エミュ内では usbマウスoff, ps/2マウスonじゃないと駄目かも。




2014-12-21[日] VAIO C1 に linux

前回(小メモリ起動)のDSLの影響で、VAIO C1 VR/BP (2001年くらいのモバイルPC) を引っ張り出してきて linux を入れてみた。(懲りてない)

win98me,win2k 動く実機として残してるのでそれを削除する気はなく、余っているHDD領域を(w2k上で)複数のパーティション切り直して領域確保。win2kインストール時に適当に拡張パーティションに入れてしまっていたため、新規空領域も拡張パーティションのみ。基本パーティションのようなmbrによる起動はできない… が、たしか grub4dos を使えば何か出来るはず(うろ覚え)、とそれを当てに。

HWスペックは Crusoe 600MHz(ざっくり Pen2/Celeronの半分(300MHz)くらいの実力)、メモリは標準から+128MB増設して256MB(有効240MB)、HDDは120GBに換装済。画面は横長 1024x480、ちと特殊。640x480では動くだろうけど1024x480はディストリ(ドライバ)次第。

PCカードスロット、USB1.0ポート、メモリースティックが1つづつあるが、外付けでブート可能なのは sony純正の PCカード接続のCDROM くらいなのだが(ひょっとすると純正FDDも可能かもだが未確認)、os/ディストリ側がこれのドライバー対応してないと正常にos起動できない(起動は始めるが起動したプログラム自身がCDを見つけられない)。ググると大昔の日本製ディストリのいくつかは対応してたらしいが...(今回試した中で正常にOS起動できたのはCorePlusだけ)

今回インストールしてみたのは、 puppy 5.71jp, konalinux 2.3 black(2014-10-12), DSL4.4JP, Tiny CorePlus 5.1ja

当初は前回のこともあり DSLをメインに考えてたのだけど...
結果として 一番使い物になるのは(少しもっさりだけど) Puppy だった。
kona black はこのマシンじゃ超重量級。
DSL, CorePlusはインストールでき動作は軽くはあるけれどpcカードの認識がいまいちだったり画面解像度640x480のままではつらく。(ドライバー見つけてきて入れれたら出来るのだろうけど)

以下、諸々の作業メモ.

grub4dos のインストール

HDDインストールした linux を選択して起動するために grub4dos を使うので、ググって 見よう見まね(特にこちらのサイト とか)。

うちのc1の環境は C:にwin98me(fat32), D:にwin2k(ntfs)ですでに boot.ini での選択になってる。

grub4dos より をダウンロードし解凍。
解凍されたフォルダ直下にある grldr を C:\ にコピーする。

テキストエディタで c:\boot.ini の最後に

c:\grldr=grub4dos

を追加。(vista以降は別方法で面倒だけど,まC1にvista以降いれないだろうし)

c:\menu.lst を作成。(grub4dosは他に検索するパスもあるけど、不精してくルートに配置)
動くかどうかの確認用としては同梱されてた menu.lst を使うのでもよいけれど、余計な記述も多いので、ざっくり

default /default

title restart win
rootnoverify (hd0,0)
chainloader +1

title command line
commandline

title reboot
reboot

title shutdown
halt

のように menu.lst を作成.
※改行コードがunix系(lf)でないといけないので、それ対応のエディタで編集。

再起動して、OS選択メニューで grub4dos の項目があり、選択して menu.lst 内容が出てきたらok.

あとはosインストールしたら項目を menu.lst に追記していく.
(各項目はtitleだけでなく空行も区切りとして使われてるようなので記述するときは不精しすぎないようにと)

※ restart winの(hd0,0) はもちろんハード構成/パーティション構成による。(最近のwinは先頭にシステム予約済みのパーティション作られること多いし、note pc によっては先頭に回復パーティション置いてるのもあったり)

CD + 補助ドライブ(USBメモリ)による CDブート

CD起動は先にも書いた通り特殊なドライブのため、CorePlus以外は失敗してるが、こちらのインストール方法を用いれば、モノによっては起動できるかもしれない。

.isoファイルをCDに焼き、その.isoの中のファイルをUSBメモリにすべてコピーしておき、CD&USBメモリをマシンに装着。

CD起動したプログラムが、CDというか必要なファイルを探す動作として接続されているドライブを順繰りに舐め、USB メモリも認識されれば、そこから必要なファイルが読み込まれるだろう、という塩梅。

仕組み的にUSBメモリでなくてもよいだろうが(こちらはHDDでやられてる模様)、path構成変えずにとなるとUSBメモリがお手軽かと(USBメモリ認識しないようならHDDで)。

参考にしたサイトは Puppy で行っていたが、己のC1でも konalinux, DSL の起動ができたので、割と通用する手なのかもしれない。

grub4dos によるCDイメージのブート

当初はインストールしたosの起動用としか考えていなかったが、grub4dos はCDの中身をhdd(fat/ntfs)にコピーして置いたものも起動できるようだ。(つまりCDなくてもlinuxインストール可能。よくよく思えば bootセクタのないパーティションからos起動するのと同じようなことか)。また iso ファイル起動も条件しだいでは可能とのこと。

残念ながら isoファイル起動は条件にあわないようで駄目だったが、CDからコピーしたファイルでの起動は割と成功した。

ただ、ディストリごとに kernel,initrd ファイル&適切にパラメーラを設定しないと駄目なので結構面倒ではある。(個々の設定は後述)

PLoP Boot Manager によるUSBブート

前記の方法で一応USBブート可能だろうが、もっとお手軽にブータブルUSBメモリを簡単に起動出来ないものかと探せば、こちら で紹介のPLoP Boot Manager というもので出来る模様。
実際 DSL で試すと確かに起動(初回一発. 試したのはplpbt-5.0.14)。ただ相性個体差があるのか、何度も試してると結構 ブート途中でハングることも多く…というか起動しきることが稀で不安定。起動できてしまえば大丈夫だが……(出来ないよりはマシと思うが出来ない限り徒労感も)

PLoP は grub4dos から起動するようにした。まず ダウンロードしてきて展開、直下にある plpbt.bin を c:\ にコピー。 c:\menu.lst に

title PLoP Boot Manager 
find --set-root /plpbt.bin
kernel /plpbt.bin

を追加。

起動可能 USB は win機で何かしかのソフト(UNetbootin とか Rufus とか)で書き込んで用意。

Puppy Linux 5.71 jp のインストール

PuppyLinux5.71jp の CD(iso) の中身を、c:\puppy571 にコピー。

c:\menu.lst に

title [LiveCD image] Precise Puppy 5.71 jp
find --root-set /puppy571/vmlinuz
kernel /puppy571/vmlinuz pmedia=cd pfix=fsck acpi=off
initrd /puppy571/initrd.gz

を追記しておいて、grub4dos より起動、sda9 に full インストール。ext2。もちろんこのときbootローダは組み込まない。(すでにgrub4dos使ってるので)
あとパーティション設定で500MBほどの swap パーティションは用意してる。(他のlinuxでも使われるものだし)

インストールしたものを起動するために c:\menu.lst (/mnt/sda1/menu.lst) に

title Puppy Linux 5.7.1 jp
root (hd0,8)
kernel /boot/vmlinuz root=/dev/sda9 pmedia=atohd acpi=off

を追加。

今回の中では一番インストールでトラブルがなかった。(他をやった後なので手順に慣れてきてたのもあるだろうけど)
試していないが、CD+USBメモリの方法でも出来るだろうし、PLoPも調子よけりゃ行けそうな気はする。

実際に使う上でも今回の中では一番使い出はあると思う。
何もしなくても 1024x480 使えてるし USB-LANアダプタ(LUA-U2-GT)や無線LANのPCカード2枚(WLI-CB-G54S, DWL-G630)自動認識してくれたし。

Puppy で気に入らないのは(たぶん大抵のWinユーザーが思いそう)ファイラ(ROX)のシングルクリック動作だけど、これはちょっと設定変えればよい。

デスクトップのアイコンの"ファイル"を右クリック、"ROX-File"→"オプション設定"を選んでダイアログ表示、ファイルウィンドウおよびピンボードの2箇所にある "シングルクリックで操作する" のチェックマークを外す。

他にも画面が狭いので、フォント小さくしたり、guiのテーマ控えめのにしたり小さくできそうなところ小さくしたり。

それでも、(start)メニュー微妙に長くて少し画面はみ出しちょっと面倒。(.jwmrc から ヘルプ消して対処... 他のソフトインストールしたら復活、別途雛形管理されてるんか...)

その他、puppy には限らず他でもそうだけど、不意に電源きれたりあるいは正常でも電源が切れるタイミングか何かの影響で、タマに起動時のファイルチェックで怒られる。ext2にしたことをちょっと後悔(でもスペック的にext3躊躇)。
(蓋閉め電源管理をちゃんと設定してない(できる?できない?)のも悪いのだけど...[追記]acpi=offで蓋閉電源offしないようなので追加)

konalinux 2.3 black のインストール

画面 1024x480 や PCカード無線LAN,USB-LANの認識は大丈夫だったが、試すなら激重承知で……

CDの中身をhddにコピーしての起動は (C:\kona23bk\ に入れたとして)

title [LiveCD image] konalinux 2.3 black
find --set-root /kona23bk/live/vmlinuz
kernel /kona23bk/live/vmlinuz boot=live quiet config acpi=off locales=ja_JP.UTF-8 timezone=Asia/Tokyo live-media-path=/kona23bk/live
initrd /kona23bk/live/initrd.img

ただし、この方法で起動した場合、HDDインストールが行えない。
どうも起動ドライブを対象外にするのにパーティション単位でなくドライブ全体を弾くようでインストール対象のドライブが全く現れず中断するしかない状態。
ので HDD にインストールする場合は他の方法を選択。己はCD+USBメモリを実行。(PLoPは未確認)

HDDにインストールしたものを起動するには(sda7 に入れたとして)

title konalinux 2.3 black
root (hd0,6)
kernel /boot/vmlinuz-3.2.0-4-486 ro root=/dev/sda7 quiet locales=ja_JP.UTF-8 timezone=Asia/Tokyo acpi=off
initrd /boot/initrd.img-3.2.0-4-486

をc:\menu.lst に追記。

startメニュー開けるだけでも激遅。メニューでのアイコンの使用を全部やめるとマシになるが、その他 UI軽くするような設定に変えても焼け石に水といったところ。

DSL4.4jp のインストール

HDDに CD の中身をコピーしての場合(C:\DSL44JP に入れたとして)

title [LiveCD image] DSL 4.4 jp
find --set-root /DSL44JP/boot/isolinux/linux24
kernel /DSL44JP/boot/isolinux/linux24 vga=786 boot=live quiet dma=on noscsi lang=ja acpi=off knoppix_dir=/DSL44JP/KNOPPIX knoppix_name=KNOPPIX
initrd /DSL44JP/boot/isolinux/minirt24.gz

(HDD のインストールをするときは Bootローダ書込をしないでおく)

HDD インストールしたものを起動する場合は (hda8 に入れたとして)

title DSL4.4jp
root (hd0,7)
kernel /boot/linux24 root=/dev/hda8 quiet vga=786 dma=on noscsi lang=ja acpi=off

/dev/sdaN でなく /dev/hdaN であることに注意。
(※これ気付かずにエラく時間くった。kernel2.4の時分はhd(ide),sd(scsi)厳密に区別してたんだよなあ、と)

usb-lanはokだったけど 画面は640x480、pcカード無線LANは使えず. ドライバーとか探せばなんとかなるかですが、そこまでは手を付けず。

Tiny CorePlus 5.1ja のインストール

CD内容hddコピーしての起動はまだ成功せず、でHDDへのインストールは CD起動して行った(PLoPでusb起動できれるかもだが未確認)。
hddインストールでは CD(c)からFrugal(f)でパーティション(2)にext2でいろいろ有り有りでインストール。

HDDにインストールしたCorePlusの起動には (hda11にインストールしたとして)

title TinyCorePlus 5.1 ja
root (hd0,10)
kernel /tce/boot/vmlinuz quiet xvesa=640x480x24 dma=on tz=JST-9 notuc acpi=off lang=ja_JP.UTF-8 kmap=qwerty/jp106
initrd /tce/boot/core.gz

を c:\menu.lst に追加。

実際には CDからhddインストールするときに boot マネージャ有にしておき生成された /tce/boot/extlinux/extlinux.conf に設定されてるパラメータをみて 必要そうなのをコピペしてる(たとえば waitusb=5:UUID="…" とか)
※ インストーラでsda11に対してboot書込したときは sda1 のbootフラグがoffにされてしまうので、インストール終了後 fdisk で sda1 のbootフラグをonに戻しておく.(a でpartition 1 を選んで w での書き込み忘れず)

画面は640x480、手持ちの 無線LAN PCカードはデフォルト状態ではHW認識が微妙でマトモに使えなかった。usb-lan は最初から差しとけば使える。このへんは調べりゃなんとかなるかもしれないが... 気力ないのでブートできただけでヨシとしてる。

雑感

Puppy みなおした、てか、正直 kona black の重量級ぷりにびっくりだった。考えてみればスペック的には当然で、むしろ Puppy がようがんばっとんなぁ、なんだけど。wm等環境の差が大きいのかねえ。(jwm だってそれなりに凝ってるとこあるからも少し軽いのだってありえそうだけど)

P3-600MHz あれば kona 選択するだろうけど、Crusoe 600MHz な VAIO C1 では Puppy が一番手間いらずで使いやすいかな、と。(win2kがベターとかいうのは野暮)

DSL や TinyCore はドライバーとかの都合がつけばよいかも。
メモリ256MB積んでるから Puppy 選べたが、C1 VR標準の128MBだったらこっち頑張ってたかもしれない (ただ DSL はもう更新止まってるし 古くて apt-get 機能しないので魅力半減)...いや不毛なんで やっぱり早々に諦めてるかな




2014-12-28[日] VAIO C1 でlinux 補足

(遅延書き込み)

前回(雑記/2014-12-21)以降、grub2誤インストール→install-mbrしたりごちゃごちゃ→w2kの回復セットアップでごちゃごちゃ→drive c 破壊、と間抜けしてしまい。

C1のリカバリDISC は CだけでなくDドライブも(連続したパーティションで)必要なようでリカバリ諦め。Dドライブの w2k が生きてれば実質は問題ないので CドライブはFAT32でフォーマット、 w2k のDISC より、

NTLDR NTDETECT.COM BOOTFONT.BIN

をC:\にコピーして、c:\boot.ini を

[boot loader]
timeout=30
default=multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(2)\WINNT
[operating systems]
multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(2)\WINNT="Win2K" /fastdetect

のようにして作成.

あと Puppy linux で grub4dos を/sdaにインストールして(menu.lstをそれっぽくして)無事起動。

それと、 debian7 を最小構成でインストールして icewm や jwm を試してみたら軽さ的には結構よさげなのかも。もちろんその他の必要そうなもの次々いろいろインストールしてサービス等常駐物増えてくとメモリ消費や重さはますけど...
ディストリと違って細々したところが整えられてないのでそこそこな環境にするまでそれなりに時間食いそう(そこまでやれてない)。




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