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2015-4-29[水] vs12 で openFramework をちょっと弄る

※追記:間抜けてました。以下は間違い、単にvs12指定してもvs11がinstallしてある環境だとそれが使われてただけの模様(新しいマシンに移行してvs12インストールしなかったらダメだった)

久しぶりに openFramework (のexample)をコンパイルしてみた。 ver0.8.4って vc12(Visual Studio 2013) に対応してたのですね。sln/vcxproj がvc11のものだから、てっきり以前の問題のあるままかと思ってしまってた。

一年程前にvc12で試した時(ver0.8.1|2前後?)は poco 等のc++系ライブラリの .lib のリンクでVCバージョンチェックに引っかかったり諸々エラー出て断念したのだけど(もちろんvc11はok) ... 0.8.4は vc11(2012)の sln/vcxproj をvc12で読み込んで実行できた。 (追記:vs11ないと駄目でした)

で、一つ一つsln開いてコンパイルするのは面倒なので、
  scripts/vs/setupCommandLine.cmd
をテキストエディタで修正、vs11向処理真似てvs12処理を追加すればいいけど、もっと安易に 110 を 120 に全置換するのでもok(当然vs11用処理がなくなる)。scripts/vsフォルダで

setupCommandLine.cmd 120 build both devenv

のように修正したバッチを実行すれば、ひと通りコンパイル出来る。

Drag&Drop example

oF では char文字列は概ね UTF8 扱いになっている。oFが利用しているライブラリの poco とか glfw とかが UTF8 で扱っいて それらに任せてる状態のようだけど。
ただUTF8未対応のライブラリも利用していて freeImage のファイル関係なんかがそれで、このため examples/utils/dragDropExample で、全角混じりのファイル名を drop したら壊れたファイル名になって画像が読み込めない。

正攻法で直すとするとファイル・アクセスはpoco系にまかせてオンメモリ状態のファイルから画像イメージを取り出す形にすればよいのだろうけど... freeImage には wchar_t*ファイル名のAPIも用意されてるので oF 側を修正するのがお手軽な感じ.

ofImage.cpp の template<typename PixelType> static bool loadImage 関数中の

    if(fif == FIF_UNKNOWN) {
        // or guess via filename
        fif = FreeImage_GetFIFFromFilename(fileName.c_str());
    }
    if((fif != FIF_UNKNOWN) && FreeImage_FIFSupportsReading(fif)) {
        bmp = FreeImage_Load(fif, fileName.c_str(), 0);

        if (bmp != NULL){
            bLoaded = true;
        }
    }

#ifdef TARGET_WIN32
    extern std::wstring convertNarrowToWide( const std::string& as );
    if(fif == FIF_UNKNOWN) {
        // or guess via filename
        fif = FreeImage_GetFIFFromFilenameU(convertNarrowToWide(fileName).c_str());
    }
    if((fif != FIF_UNKNOWN) && FreeImage_FIFSupportsReading(fif)) {
        bmp = FreeImage_LoadU(fif, convertNarrowToWide(fileName).c_str(), 0);

        if (bmp != NULL){
            bLoaded = true;
        }
    }
#else
    略(前記元ソース)
#endif

な感じに修正.
(UTF8->UTF16 変換に convertNarrowToWide を使ったけれど、ヘッダに定義のなく多分static付け忘れかもしれない代物を流用するのはどうよ、とか、c++なのに 関数内でグローバル関数宣言するのどうよ、とか、あるけど とりあえず)

それと、winでのドラッグ&ドロップについては もう一つ問題があって、ドラッグされたファイルのパスのドライブレターが省かれてしまい同一ドライブ以外からのドラッグだとファイルが読めない状態になっている。

これは ofAppGLFWWindow.cpp の 関数 ofAppGLFWWindow::drop_cb の

    for(int i=0; i<(int)drag.files.size(); i++){
        drag.files[i] = Poco::URI(dropString[i]).getPath();
    }

の部分で Poco::URI(dropString[i]).getPath() が ドライブレターを取っ払ってしまうためで、とりあえず アルファベット1文字+':'で始まってたらローカルPC中のパスだろうとして

    for(int i=0; i<(int)drag.files.size(); i++){
#ifdef TARGET_WIN32
       if (isalpha(dropString[i][0]) && dropString[i][1] == ':') {
           drag.files[i] = dropString[i];
           continue;
       }
#endif
       drag.files[i] = Poco::URI(dropString[i]).getPath();
   }

な感じに修正することで 対処可能。

UTF-8 表示

char*はUTF-8だけれど、残念ながら表示については マルチバイト系全滅かもしれない。
ofDrawBitmapString関数 とか ofTrueTypeFont クラスとかの描画処理は char=1文字扱いの単純な処理での描画になっている。TTF処理では UTF-8 を Latin9な文字コードに変換しててハナっから CJKやる気無しな感じ。

元々 oF を vs12 で使いたかったのは(1年前 vs12購入した理由は)

#pragma execution_character_set("utf-8")

で幸せになれそうな気がしたためだけど、画面表示がこれじゃあ...

よく探してないので 別(addonとか)に あるかもしれないけれど。 お仕事でターゲット向けに作ってた文字列表示処理を思えば作れないものでもないだろうけれど。

正直 今は oF 以外に興味行ってるので、このへんで挫折です。




2015-4-20[月] KEYEVENTF_EXTENDEDKEY

win で fltk のサンプルを動かしてるとキー入力全般で、拙作のキーバインディングソフトDiaKbdMouse経由でのカーソル移動がテンキー数字に化けてしまった。調べてみると fl_win32.cxx で WK_KEYUP/DOWN処理でlParamのbit24=拡張キーをみて、拡張キーじゃなかったら まさにそのようなキーが押されたようにする処理になっている。状況的に DiaKbdMouse側で設定足りてないせいだろうで ググれば まさにな頁発見。
みごとに KEYEVENTF_EXTENDEDKEY を設定していなかった。というか、キー種類みてKEYEVENTF_EXTENDEDKEY設定していたのを無くても動くやんで#if 0で省いてた...ダメだ>俺。てことで不精して全部にKEYEVENTF_EXTENDEDKEY付けた状態で対処。

しかし fltk でこんな処理をしてるってことはIBM拡張キーボードとは非互換かつ多少なりとも普及したテンキー付キーボードがあった?…ではなく、拡張キー扱いでない時の fltk でのキーコードは、単に (virtualでない) bios のキーコードと同じようなので、本来はそういう扱いをするものなんですかね。いままで KEYEVENTF_EXTENDEDKEY 付けてなくても困ってなかったから WK_KEYUP/DOWN処理で律儀にlParamのbit24見てるソフトは滅多にないと思うけれど... fltkなソフトを今まで使ってなかったとも言えるか。




2015-2-7[土] devian7 軽量インストール (続 vaio c1 に linux)

前回以降も、たまに ちびちび弄ってたりする vaio c1。 debian7 を入れてみてたのでベストにはほど遠いけれど作業メモ。
konalinux black で icewm や jwm に変えてみて それでもよいような、けどまだ いろいろ入って(常駐して)て重いような、で、結局 素から要りそうなものだけ入れるのがよさようかな、と。やってみるとpuppyよか軽い... 要りそうなものを入れてないせいかもしれないが、まあ、弄る気になれるレスポンスも大事と。
※ 言わずもがなだけどlinux unix の知識乏しい奴なので遠回りやヘマはありそう

インストール

前回のgrub4dosインストール済のC1環境なので、grub4dos の iso ファイル起動を用いて hdd より netinst (debian-7.7.0-i386-netinst.iso) をしてみた。と、いっても例によってCDドライブは見失うので、isoファイルを展開した usb メモリを別途用意&装着。grub4dosのmenu.lst に 以下を追加。

title netinst debian7
find --set-root /debian-7.7.0-i386-netinst.iso
map /debian-7.7.0-i386-netinst.iso (0xff) || map --mem /debian-7.7.0-i386-netinst.iso
map --hook
chainloader (0xff)
rootnoverify (0xff)

isoファイル起動にしたのは net経由のためPCカードスロットにCDでなく(無線)LANアダプタを繋げるためだったのだけど、インストール時に認識できず(というかその後もうまく認識させられず)、結局 電源ありのUSBハブを繋げてそこに USB-LAN とUSBメモリを装着してインストールした。
言語やキーボード・時間等は日本な選択をしておき、 ソフトウェアの選択 で 標準システムユーティリティー と laptop のを選択。bootローダの書込は無し。
(※ USBハブ無でもインストール時にLANを諦めてスキップすれば ソフトウェアの選択 で 標準システムユーティリティー 1択のみでインストール可能だったのだが手持ちのUSB-LANアダプタ認識できなかったので諦めた。後で(起動用isoはnetinstのまま) USBメモリ側に DVD版のisoを展開しておいてインストール試すとソフトウェア選択増えて入れれるようだったのでusbハブ使わずともinstallできたかもしれない)

grub4dos のmenu.lst に起動エントリを用意

title Debian 7 gui
root (hd0,7)
kernel /boot/vmlinuz-3.2.0-4-486 root/dev/sda8 ro acpi=off quiet vga=786
initrd /boot/initrd.img-3.2.0-4-486

また 通常(runlevel 2)のGUI起動以外に テキスト(CUI)のみの起動もしたいので

title Debian 7 text
root (hd0,7)
kernel /boot/vmlinuz-3.2.0-4-486 3 root/dev/sda8 ro acpi=off quiet vga=786
initrd /boot/initrd.img-3.2.0-4-486

のように runlevel 3 で用意.

コンソール環境にて

まずはコンソール環境で作業。su で root になって、/etc/sudoers に自分(ユーザ名)の設定を追加(viやemacsの使えない己は nano で)

#ユーザー名  (ALL:ALL)       ALL
ユーザー名   (ALL)NOPASSWD:  ALL

当初は上のコメント側の設定だったが、gui側で shutdown/reboot の設定(を楽)する都合パスワード無にした。多少心地悪いが 己の vaio c1 の使用具合や puppy等LiveCD系をインストールした場合を思えば許容範囲だろうとしとく。


メールとかbluetoothとかこの環境には不要なものが ちらほら動いてそうなので apt-get remove で削除.

sudo apt-get remove exim4 exim4-base exim4-config
sudo apt-get remove bluez bluetooth

(その他も何か削除したような気はするけど忘却)


テキストエディタとして nice editor(ne) をインストール。(nanoは一時しのぎ)

sudo apt-get install ne

utf8で多少なりとも win/dos系な操作の代物を使いたく(^Zがundoじゃなくsuspendで泣くけど... fgは覚えた)。


ファイラ fdclone(fd) もインストール。己には必須。すぐさま使いたい場合は

apt-get install fdclone

なんだけど昔から apt-get で入れた場合どうも全角表示が化けてしまうようで(utf8未対応でコンパイルされてる?)、ちゃんと使いたい場合はソースからインストール。
(今のdebianの場合) apt-get したソフトのファイルは主に /usr/ 下に置かれ、ローカルマシンでの野良インストールは/usr/local/ 下に置けばよさそうなので /usr/local/src/FD-3.01b にソース展開、著者サイトか付属の Install テキスト見ながらインストール。apt-get側と極力衝突したくないこともあり local 共通のconfigは /usr/local/etc に置くことにして make CONFDIR=/usr/local/etc でコンパイル。
fd2rc は 色とかsortとか pager/editor とか諸々好みで変更(済のを別マシンからコピー)。
追記: ncurses が入ってなけりゃ入れる必要あり( apt-get install libncurses5-dev )

※ sudo ってディストリ(設定)によって sudo -s したときのユーザが 自分自身のままだったり rootに変わったりするよう。ubuntu系?だと自分自身のままのようで、それに慣れてると root で ~ ディレクトリも変わってるのを忘れて作業してミスしたり、fdclone等 で /home/ユーザー名/.各種個人config が読み込まれず難儀したり... ということでfdcloneは共通側(usr/local/etc/fd2rc)に個人設定を反映してしのいだ。(sudoをどうにかできればよいのだろうけど よくわからず)


X無でも 日本語表示 したいので fbterm とフォント も install。

sudo apt-get install fbterm
sudo apt-get install unifont

実際には unifont だけでなく fonts-takao や fonts-umeplus 等他のフォントも入れているが 指定に使うフォント名調べるの面倒臭がってとりあえず unifont。で、

sudo fbterm -n unifont

と、すれば起動。1度実行すると ~/.fbtermrc が作られているので、その中のフォント関係を

font-names=unifont
font-size=16

に修正(sizeは好みでだけど unifontではこのサイズがスッキリみえるかなと)。
./fbtermrc は rootユーザーで作られてしまってるので、chown ユーザー名:ユーザーグループ名 ./fbtermrc しとく。あとは exit して再度 sudo fbterm すれば...なんだが sudo しないと使えないのも不便なので、

sudo chmod u+s /usr/bin/fbterm

してユーザーでも使えるように変更。この環境は すでにセキュリティ的なことは緩いので、お手軽設定でヨシとしとく。


キーバインド変更ソフトの"窓の憂鬱linux版"(mayu)もインストール。(これでダイアモンドカーソル使えるようにしておかないとnote系キーボードをようさわれん奴なので)
インストールは 以前同様

ただ今回の環境では窓の憂鬱 常駐(実行)状態で (あとでインストールする)Xを 起動すると、jpキーボード設定なのに usキーボード配置に化けるということが起きた。

試してみると scim,uim,ibus だと駄目だったが fcitx だと設定次第でちゃんとjpキーボード配置になったので fcitx を採用することにした。(fcitxのインストールは後述)

設定次第とは /etc/default/keyboard のキーボード設定で、該当部分を

XKBMODEL="jp106"
XKBLAYOUT="jp"
XKBVARIANT="OADG109A"

のようにすることで対応。XKBVARIANT="OADG109A"がミソのようで、こうすることでjpキーボード(OADG109A系)扱いになった。(逆に XKBMODEL は別のでも影響なさげ)

※当然 窓の憂鬱 か X どちらか起動しなけりゃ scim,uim,ibus でも問題無く。ググってみても他の窓の憂鬱使いで同様な問題起きてそうな人は見当たらないので 環境(C1)依存か己の何かの設定ミスかもしれず。

あと、非X環境での日本語入力は諦めた。
uim-fep なら結構楽にインストールできたけれど、fcitx使うので fcitx-fbterm をインストールしてみたのだがマトモに動作せず(画面壊れる)。 uimとfcitxって同居切替できるのか?よくわからず、あまり手間かける気にもなれず mayu 諦めるくらいなら fep諦めることに。

※実は、X起動後に 窓の憂鬱を起動すれば、usキーボード化けは起きないので そうすれば uim (やscim,ibus)を用いることはできるのだけど... X起動直後に自動で適切にmayu有効にする方法わからず断念 (runlevel 2,3でmayu起動タイミングを代え、gui時は .profile で sudo /etc/init.d/mayu start すればそれっぽくできたのだけど、WMのメニューから login し直した後に結局usキーボード化けしたりと 細々面倒で)。

※配布サイト見に行こうとしたら消失してる?模様(去年末はみれてたと思うのだけど)

icewm

GUIも使いたいので、まずは x をインストール。

sudo apt-get install xorg

次に window manager として icewm をインストール。

sudo apt-get install icewm

startx で起動、ログアウトでコンソールに戻ってくる。

jwm も入れてみたけれど 好みで今のところicewm.
jwmのほうが 2MBほど常駐メモリ少なそうだったり puppy のからみもあってカスタマイズの日本語情報は多そうだけれど、とりあえずは。

  • デフォルトinstall状態での見栄えは、icewm のほうがよさげ。(themeの選択肢も最初から多少あるし...結局デフォルトを選ぶのだけど)
  • テキストで設定ファイル弄るなら、xmlよりか普通のcfg系のほうが気が楽
  • IME関係とか wicd とかのタスクトレイに入るツールが、タスクトレイに入ってくれる(けど入ったり入らなかったり動作が不安定な面もあるけれど).
  • ウィンドウ左上アイコンのダブルクリックでウィンドウが閉じる

(jwm も設定いじればできる類かもしれないが未調査)

個人的には4つめの 左上アイコン・ダブルクリックでのcloseがツボだった。これ、win3.1時代(&以前)の窓閉方法なんだが、己は未だに使ってしまうことがあるため地味にありがたかったりする。MS って戦略的に大きな変更をたまにするけれど ものによっては"まだ維持してたの?!"とあきれるような細かい互換を維持し続けてたりするので... その類を他で実現されるとね。

icewm の環境設定として、/usr/share/icewm/ (ものによっては/etc/X11/icewm) より ~/.icewm へ preferences (や menu, toolbar 等)をコピー。
preferences で、描画を軽くするため OpaqueMove=0 OpaqueResize=0、マウスwheel有なら UseMouseWheel=1、network status の常時表示はいらないので TaskBarShowNetStatus=0 (CPU statusもイラないと思いつつ そちらは残す)。シャットダウン&再起動は

ShutdownCommand="sudo poweroff"
RebootCommand="sudo reboot"

予め sudoers でパスワード無しに設定しくことで、これですます(諦めた)。
menuやtoolbar 等の設定は他のソフトを入れたあとにでも好みで.

※ 色とかフォントは、theme 側の設定が使われるので preferences 側のを弄る意味無し。
※ ~/.icewm/ にコピーするとソレが優先して使われるので 弄るつもりのない定義ファイルはコピーしないほうが無難かもしれない。menu や toolbar は /etc/X11/icewm にあるものが実情に近そうで弄るならそちらのをベースにしたほうがよさそう。


基本的なソフトとして、ファイルマネージャとして rox, 軽量テキストエディタとしてleafpad、webブラウザとして iceweal,operaをインストール。

sudo apt-get install rox
sudo apt-get install leafpad
sudo apt-get install iceweasel

できればroxよりpcmanfmを使いたいところだけれどやはり重く。
rox は以前同様にワンクリックでなくダブルクリック動作に変更(roxのオプション設定で、ファイルウィンドウおよびピンボードの2箇所にある "シングルクリックで操作する" のチェックマークを外す)。デスクトップのアイコンをあまり使う奴じゃないのでその手の設定はせず。

エディタは素早い起動で高機能のものがあればだけど未調査。

webブラウザは firefox 常用なので iceweasel を一応入れたが激重。
opera をダウンロードしてインストール(dpkg -i opera_12.16.1860_i386.deb)してみると、iceweasel よりも 明らかに起動時間が短くて動作感もマシだったので、結局こちらを常用に。(iceweaselより軽いといってもツラい重さではあるので、少々 頁の見目が崩れても さらに軽い dillo か midori あたりを入れたほうがよさそう…に思うもやっぱ使わないか)


日本語入力としては 窓の憂鬱(mayu)との相性のこともあり fcitx で mozc を設定。

sudo apt-get install fcitx-mozc

anthy と mozc では変換効率とリソース負荷を天秤にかけて mozc を選択。
※ icewmとの相性?なのか fcitx,uim,ibus どれどもトレイ常駐関係がたまにおかしくなることがある(loginし直した時に多いかも?)。このへんは現状あきらめ。(scimはトレイに入らないのでかえって安定感あるような)

※ あと己はmayuでcapslock/EISU キーでダイアモンドカーソル出来るようにしているため、mozcの設定で EISU キーへの機能割り当ては全部削除したり、ことえりぽく muhenkanとhennkanでime off/onさせるように書き換えたりしてる。がこの辺は省略。(忘れそうなので Fcitx Config → Global Config → Hotkey → Activate input method に HENKANMODE, inactivate input Method に MUHENKAN を設定だけメモ)

slim

通常は起動時からguiを使うことにしたいので、 ログイン(desktop) manager として slim をインストール。

sudo apt-get install slim

/etc/slim.conf を弄り好みで設定を変更。

default_user    ユーザー名

ユーザー1人しかいないのだしデフォルトユーザー名を設定しておく。

sessions    default,icewm

sessions には実際にインストールしている wm だけに変更(選択肢文字列なだけで、選択しない限り関係ないけど、選択できてしまうのが面倒、と)

wm 切り替えることが早々無く自宅でしか使わないなら いっそ

auto_login yes

にして ユーザー名&password 入力無く起動出来るようにしとくのも手。

あと、ログイン画面の背景画を変えたい場合は

current_theme   my-theme

な感じで debian-joy の代わりに新規theme名をつける(debian-joy直接書きけるのでもよいだろうけど一応別にしておく)。
/usr/share/slim/themes/ ディレクトリ下で、debian-joy フォルダを my-theme フォルダにコピー。その中のbackground.pngを削除しておき、背景にしたい画像を background.png あるいは background.jpg で用意して掘り込む。
※ themeは既存でいくつかあるので 好みを選んで書き換えれば。


と runlevel 3 の場合は gui でなく cui(text)で起動したいので、slimを実行しないよう /etc/rc?.d への登録を変更する。
まず /etc/init.d/slim をエディタで開け

# Default-Start:   2 4 5
# Default-Stop:    0 1 3 6

のように該当行を書換(3をStartからStopへ移し)てセーブ。その後

sudo insserv -r slim
sudo insserv -v slim

を実行。


CUI専用環境での 日本語入力

GUI(X)を使わないCUI環境だけのdebian7インストールを(別途)行う場合は、fcitx に拘る必要ないので、uim-fep で 日本語入力を行えるようにできるだろう。

sudo apt-get install uim uim-anthy uim-fep

(ここでmozcでなくanthyなのは uim-fep試した時使ってたのがこれだった為)

CTRL-SPACE で fep o/off して変換おこなえるが、全角半角や変換・無変換等のキーは使えず別キーを使う必要がある。

コンソール環境では歴史的に新しめのキーやローカル(日本語)キーなんぞは仕様・ソフト的(ncursesやそれが参照するterminfo,termcap)に未対応のようなので仕方ないけれど...

逆に F13~F36(F63?) とか、実キーとしてはめったに無さそうなキーコードは存在してたりする。

ので、窓の憂鬱で、普通は使って無さそうなファンクションキーコードを流用して、例えば、全角半角キーなら F16、無変換なら F17、変換ならF18、かな ならF19、のようにキーコードを置換するようにし、日本語変換(エンジン)側のキー設定もそれに合わせて F16-F19を設定しておけば、コンソール環境でも日本語変換キーで変換が行えるようになるはず。(F16-F19で不都合ありそうなら番号ずらす)

.mayu の設定例として(漢字キー以外の変換無しの場合)

include "linux109.mayu"
keymap Global 
key Kanji = F16
key Muhenkan = F17
key Henkan = F18
key Hiragana = F19

(もし既存の .mayu に追加するなら Kanji,Muhenkan,Henkan,Hiraganaの4行を keymap Global の範疇に追記)

~/.uim で該当部分に

(define-key generic-on-key? '("F16" "ZENKAKUHANKAKU" "<Control> "))
(define-key generic-off-key? '("F16" "ZENKAKUHANKAKU" "<Control> "))

のように F16 を追記。

あと ~/uim.d/customs/ 下の *.scm 中の、"zenkaku-hankaku", "Muhenkan", "Henkan_Modo", "hiragana" のある定義に、日本語キーに対応する "F16","F17","F18","F19" を追記していけば大体意図通りになる

……ハズ、と思う。
(実際にはGUIあり環境下でいろいろ試してた時に ちょろっと設定して動かしたことがあるだけで、どの程度使い物になるかわかるほどには使っておらず。anthyでなくmozcの場合のキー設定はどうするのとか...)




2015-1-1[木]新年

あけましておめでとうございます。

去年中にやりきれなかったことを今年(中)はやり遂げたい...とぜんぜんひきづっててあらたまってないな。

お仕事は一昨年秋くらいからのスマフォ・ガチャアプリ系の下っ端仕事がまだ続いていて1つの作品に連続でここまで長く携わるのは初めてかも(さすがにもうそろそろ切れるだろうけど)。最初のリリースまでは激務で以後は緩急あるけど穏やかな進行で、ターゲット(技術)は今までの延長だけど仕事運び的には業種の違いを実感。

やっぱ納期に対する要求具合の違いは全体的にいろいろな局面で判断基準が違ってくるものですね(会社ごとのカラーもあるでしょうが)。
ROM(DISC orカートリッジ)のため1,2ヶ月前にfixしきらなければならないコンシューマ機とリリース後も継続してバグフィックスやゲームシステム(ゲーム性)を定期的に変更していくソシャアプリとでは... こんなにプログラミングの一般論が通用して(振りかざして)いるんだもんなぁ。なんてか…(愚痴になるのでやめとこ今日は)

と、ま、ぼちぼち生きてます。




2014-12-28[日] VAIO C1 でlinux 補足

(遅延書き込み)

前回(雑記/2014-12-21)以降、grub2誤インストール→install-mbrしたりごちゃごちゃ→w2kの回復セットアップでごちゃごちゃ→drive c 破壊、と間抜けしてしまい。

C1のリカバリDISC は CだけでなくDドライブも(連続したパーティションで)必要なようでリカバリ諦め。Dドライブの w2k が生きてれば実質は問題ないので CドライブはFAT32でフォーマット、 w2k のDISC より、

NTLDR NTDETECT.COM BOOTFONT.BIN

をC:\にコピーして、c:\boot.ini を

[boot loader]
timeout=30
default=multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(2)\WINNT
[operating systems]
multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(2)\WINNT="Win2K" /fastdetect

のようにして作成.

あと Puppy linux で grub4dos を/sdaにインストールして(menu.lstをそれっぽくして)無事起動。

それと、 debian7 を最小構成でインストールして icewm や jwm を試してみたら軽さ的には結構よさげなのかも。もちろんその他の必要そうなもの次々いろいろインストールしてサービス等常駐物増えてくとメモリ消費や重さはますけど...
ディストリと違って細々したところが整えられてないのでそこそこな環境にするまでそれなりに時間食いそう(そこまでやれてない)。




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